保育園見学で
先日お世話になっている先生が保育監修をされているという保育園に
一緒に見学に行かせていただきました。
二つ区画向こうに比較的大きな公園があって
園庭がないという保育園ではあったけれど恵まれてます。
恵まれているといえば、建物の造りもケガの起こらないような建具
の選定がなされていましたし、
動線も考えられていて、運動会に備えた大型の資材も子どもとは一つ
隔てたところに置くスペースが十分にあるなど、
この場所のこのビルを選んで保育園を開設したらいいよな、と
思った法人の本部スタッフの思いや、
施設開設までのいろいろな配慮や苦労が想起されました。
園内に案内していただき、各年齢のお部屋をそうっと見ている中で、
私の意識に最後まで残り、そして今も気がかりなのは、
ある担任先生A先生の表情です。
3歳~5歳の22人を若い担任の先生二人で保育運営されていました。
ピアノに合わせて元気な声が聞こえてきて、
みんな体をゆらしながら楽しそうに歌っていました。
いいねいいね。
歌がおわると、はっきりとゆっくりと大きな声で、
A先生がこれからどうするのかをみんなに伝えていました。
私にもなじみのあるシチュエーションで懐かしく思っていたのですが・・・・
その表情には終始感情というものが、ない。
そしてそのあとの運動会の練習の間も、
A先生は一貫して「進行者であり指導者」でした。
子供たちに制約も多い運動会の練習の反動か、
そのあとのひととき、子どもたちの自由遊びの時間に
先生はもみくちゃになっています。
「あ。笑った。」
A先生は笑ったのです。でもそのときだけ。
お昼の後のクラス別の担任と監修の先生との懇談
の間もずっと、表情はかわりません。
嬉しいとか、困っているとか、なやんでいるとか、、、
なんかそんなのはどこかに置いてきてしまったかのようでした。
唯一、A先生の感情がのぞいたことばは、
「二つのチームに分かれて何かするとき、A先生じゃなくてB先生がいい、
と子どもが言ったとき、どう対応したら、どう返したらいいかわからないです」
( ̄д ̄)あ。 それは、 悲しいよね。。。
そう声をかけそうになったのですが、
ほかの先生の前で私は思わず言葉をのんでしまいました。
一生懸命でまじめな先生なので、
こういうことがたびたびあると参ってしまうでしょうね。
一生懸命でまじめな先生だから、
こういうことがたびたび起こるし、
ふとした子どもの言葉にひどく傷つきもします。
誰にでも経験あるのじゃないかな。
「昨年は乳児クラスでのびのびしてたんですが・・・」
そういう園長先生の戸惑いは、
今の彼女には素直には受け取れないかもしれません。
だから余計に後悔しています。
やっぱり声をかけておくべきだったかな、と。
A先生へ。
尊敬する先生が仰ってました。
「3歳~5歳の異年齢保育は、発達の理解やこどもの相互関係への見通しや、
遊びやおもちゃの知識や、本当に様々な配慮が必要でとーっても難しいのよ。
私の園ではベテランの先生が入っているわ。」て。
だから、何か思った通りにならなくても気にしないことです。
先生が笑顔でいることが一番子供たちは嬉しいと思うのです。
そして少し元気になったら、一度 異年齢保育しているところに
一緒に見学にいきましょう。
園長先生、ご連絡お待ちしています(^-^)